こんにちは!登録販売者のへむぅです。
私は2020年に登録販売者の資格を取得後、次の試験として2022年に薬膳・漢方検定を受験しました。
結果は不合格。
ですが受験したので、この機会に今後受ける方に向けてのアドバイスをお伝えします。
ズバリ、私の敗因は登録販売者の資格を持っているからと油断したことです!
実を言うと登録販売者試験とこの検定は全く似ていません。
たとえば、登録販売者試験では漢方といえば「漢方薬」。
しかし薬膳・漢方検定では漢方薬は出題されません。
また、薬膳・漢方検定は過去問が公開されていないのです。
この部分も登録販売者試験と違いますね。問題を沢山解いて登録販売者試験に合格された方は、勉強方法を変えなければならず苦戦してしまうかもしれません。
こちらの記事では、
- 薬膳・漢方検定の難易度
- 敗因
- 対策
について書いています。
薬膳・漢方検定が気になっている方、せっかく受験するのであれば合格したいですよね。
これから受験される方には同じ失敗をしてほしくないです。
特に、登録販売者の資格をもっている方
ぜひご一読ください。
薬膳・漢方検定の難易度は高くない。合格率は9割!
薬膳・漢方検定の合格率は、毎回9割以上と言われています。
公式HPには、94%が合格と記載があるほどです。
出題形式:4者択一形式
問題数:100問
合格基準:概ね70%以上
子育てをされている主婦の方や、働かれている方でも合格できたという声も多く書かれています。
初めての挑戦だと、難しいのかもと心配になるかもしれませんが、
コツを抑えて勉強すれば、公式テキストのみで十分に合格できる検定です。
↓以下の表紙の公式テキストは、古いものです。
新たに学ぶのであれば、2023年11月に出版された最新の公式テキストで取り組んでみてくださいね♪
薬膳・漢方検定の出題分野
薬膳・漢方検定は、名前のとおり薬膳と漢方に関することが中心の検定ですが、
公式テキストは5章に分かれています。
第1章: 現代の薬膳・漢方
第2章: 漢方の基本
第3章: 薬膳の基本
第4章: 身近な食材
第5章: 薬膳・漢方と暮らし
漢方と名前はついていますが、登録販売者試験で出たような漢方薬は出題されません。
薬膳・漢方検定不合格の敗因
私が受験した際の状況と敗因を紹介します。
言い訳に聞こえるかもわかりませんが、受験される方のヒントになれば幸いです。
私は試験前ほぼ、勉強ができていませんでした!!!m(__)m
不合格でしたが、点数は100点中64点でした。あと6点!
「登録販売者試験に合格したのだから、大丈夫だ」と少したかをくくっていました。
しかし、薬膳・漢方検定は、また別物と捉えるべきです。
次に受験する際にはテキストを読み込もうと思います。
私が毎日やっていたことと言えば、登録販売者試験の時に作ったTwitter(現X)を眺めていたことくらいです。
中医学や薬膳の先生のTwitterを見て、「面白いな~」「勉強になる!」と思っていました。
湿度が高くなると途中で中途覚醒や夢が多くなったり「不眠」の相談増えます。
— CoCo美漢方 田中 友也です。 (@mococo321) June 14, 2023
緑豆もやし、春雨、ハト麦、スイカ、豆類、海藻類、トウモロコシ、冬瓜、蕎麦など水を代謝させる食材を摂りましょう!
食べ過ぎない事や運動、入浴で適度に汗をかく事も大切。
それでも改善しない場合はご相談下さい。 pic.twitter.com/DUG535MWKh
Twitter(現X)で先生のツイートを見るのは、とてもよかったと思っています。
しかし、見ているだけでは覚えきれませんでした。
テキストと照らし合わせたり、
メモに残せたらGOOD!
また、テキストを見る時間があまり取れなかった他に
登録販売者試験と比べて以下の要因があると考えています。
1.テキストが少し読みにくい
薬膳・漢方検定のテキストは、公式テキストの一冊のみです。
公式テキストは、カラフルで、写真がたくさんで、見ていてワクワクします。
しかし、私の場合はどちらかと言うと雑誌を見ているかのような気分になってしまい、勉強モードの頭になりませんでした。
登録販売者試験であれば、様々な出版社がテキストを出していますよね。
それに比べ自分に合ったテキストが選べないという点では、不便でした。
また、登録販売者試験のテキストと比べ 要点がわかりにくいと感じました。
公式テキストの最後に模擬問題がついていますが、
「こんなページからも出題されるの?!」と驚いたほど。
時間があればコラムのページなどもくまなく読んでおくといいです。
2.過去問題が出回っていない
登録販売者試験の受験勉強では、鬼のように過去問題を解いた私。それが、頭に入る勉強法でした。
しかし、この薬膳・漢方検定では過去問題は公開されていません。
どのような問題が出題されるかは、公式テキスト巻末の模擬試験でしか雰囲気がわからないのです。
試験勉強で、過去問題を多く解いていると、出やすい問題や出題のクセがわかることがありますよね。それが掴めないのはつらかったです。
合格のコツは歴史と五行配当表
不合格の身ですが一度受験した感想を述べるならば、まずはこの二つを抑えるべきです。
歴史問題が序盤に多く出題される
薬膳の歴史の問題や、『黄帝内経』『神農本草経』『傷寒雑病論』など書物に関する問題が見られます。最初の方の問題に多い印象です。
個人の感想ですが 配分を考えると、
五行配当表(五行色体表)× 〇〇 ←例えば食材や養生など
を組み合わせた問題が多いですが、始めのほうの問題でつまづくと不安になるので、歴史の部分は覚えておきましょう。
五行配当表(五行色体表)をまずは覚えるべし
五行配当表は、五行(木・火・土・金・水)の属性に様々なものを当てはめた表のことを指します。
心や体・自然など、この世のすべてのものは五つに分類できるという、中医学を支える概念のひとつです。
もちろん、薬膳に関連する【食材】も五行に分けることができます。
五行配当表をしっかりと覚えてから進むと、理解も深まり問題を解くのがラクです。
逆に言うと、五行配当表は第2章に出てきますが、これを覚えていないと
特に第4章の身近な食材 に関する問題も解くことが難しいので、頑張りどころです。
まとめ:対策をして怖がらずに受験しよう!
今回は、薬膳・漢方検定を受けて不合格だった私が、受験してみた感想と対策を書きました。
登録販売者試験とは別物であることを念頭に置き、歴史や書物と五行色体表をまず覚えていきましょう。
五行配当表をすばやく暗記したい方は、こちらの記事もぜひご覧ください!
薬膳・漢方検定は、興味をもってコツコツ勉強をすれば合格できます。
年に2回、オンラインで受験できるので挑戦してみましょう!私も2度目は合格します!
また、受験せずとも公式テキストは見ているだけで楽しく、学びがあります。
薬膳を知り健康になりたい方は、ぜひ読んでみてください。